透析について
診療のご案内
当院の透析室は平成15年4月に寺島益雄医師が着任し、透析機器2台・ベッド2床からスタートしました。 当時は入院患者さん2名の透析治療を行っていましたが、透析患者さんの増加に伴い透析機器・ベッドの増床を重ね、平成25年7月に北棟へ移転し透析機器18台・病棟透析用の透析装置1台・ベッド18床へ規模を拡大し、外来患者さん・入院患者さんの透析を行っています。 窓からは四季折々の常念岳や北アルプスを見渡すことができ、過ごしやすく観光地も多い長野県への旅行者も多く、他県や他院からの旅行透析の方も多く来院されます。 外来透析希望の患者さんも随時受け付けていますので、旅行透析・外来透析ご希望の方はお問い合わせください。
診療時間について
入室時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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前半 7:15~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
後半 11:15~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
院内の連携
内科・外科・整形外科・眼科の医師が常勤しており、各診療科との連携により透析患者さんの合併症に対して直ちに対応可能な体制をとっています。
検査
定期的に血液検査・胸部エックス線・心電図検査を行い、必要に応じてABI、各種エコー検査(心臓・腹部・頸動脈・下肢血管・シャントエコー)、CT検査、MRI検査、内視鏡検査を実施しています。
シャント管理
糖尿病患者や高齢者、長期透析患者の増加に伴い※1バスキュラーアクセス(VA)のトラブルが大きな問題となっています。VAトラブルに対しては、主に外科手術が行われてきましたが、近年※2インターベンション治療が飛躍的に普及しており、インターベンション治療を行うにはVAの形態と機能を正確に把握し治療のタイミングを決定する必要があります。VAの診断には従来主流とされてきた血管造影検査の他に無侵襲でリアルタイムに形態と機能を観察できる超音波検査(エコー検査)も行われるようになってきました。
エコー検査はVA検査法として理想的で、VAの作製から維持管理、合併症の診断のいずれの点においても有用とされています。
当院では、VAの日常管理として透析ごとのシャント音の確認・触診を行っており、脱血不良やVAトラブルのある患者さんにはVAエコー検査を行っています。
VAエコーにて異常所見を認めた場合は経皮的血管形成術(PTA)を行っております。
※1バスキュラーアクセス(VA) 血液透析において患者さんと透析装置との間で血液循環を可能とするために患者さん側に設けられる仕組みのこと。 内シャント(自己静脈・人工血管)、表在化動脈、透析用カテーテルなどの種類がある。
※2インターベンション 心臓、血管、肝臓、脳、消化器、泌尿器などの病気に対して、カテーテル(直径2~3mm程度のチューブ)を皮膚に開けた穴から血管に挿入して行う治療法の総称。 全身麻酔を使い体にメスを入れる外科治療よりも患者の負担が小さい治療法。
フットケア
慢性腎不全の血液透析を行っている患者さんには、下肢末梢動脈疾患が増加しています。このため全国の透析施設で下肢動脈異常時、専門施設への紹介が開始されました。 末梢動脈疾患とは、動脈硬化によって下肢の動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなることにより、さまざまな症状が現れる病気です。進行すると歩行困難、下肢の潰瘍・壊死を起こすだけでなく、冠動脈疾患や脳血管障害を高率に合併し生命予後を脅かすことから、『全身の動脈硬化症の一部分症』と捉えられています。 下肢病変の早期発見・診断に努めるため当院でも、毎月足のチェックを行っています。 検査によって異常があった場合には専門的な治療体制を有している医療機関(信州大学医学部附属病院)へ紹介を行います。
外来透析・
旅行透析に関するお問合わせ
仁雄会穂高病院 透析室
電話:0263-82-2474(代表)
受付時間:月曜日~土曜日 13:00~15:00
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